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今日は、な、なんと!9月下旬まで熊大で開催されていたあゝ五高展の再展示&高●城さんをお招きしてのトークイベントに参加してまいりました!!!

会場は先月川崎先生の贈呈式のあった場所からほとんど離れていない熊本市中央部の下通り某所にて行われました!

開演の1時間ほど前から会場入りし、最前列を陣取りいつものようにそわそわしていると、主催ご関係者様たちの打ち合わせが始まりました。
その後、私は再展示されていたあゝ五高の展示物を眺めたりお手洗いに行ったり、所用を済ませていると、高森城さんご夫妻がいらっしゃって、呼吸が止まりました。川崎先生のお姿を拝見するのは二度目でしたが、城さんのお姿を拝見するのは今回が初です!

城さんがご関係者様らと名刺交換等を済まされ、来賓席にお座りになられたあと、少しお話させていただきました。梶原先生作品が好きで〜なんて話をしたら、全然世代じゃないですよね?と突っ込まれました(笑)
でも、梶●先生作品の面白さや奥深さを感じるのに年齢や性別は関係ないと思うんです。

主催の熊大の准教授の池●先生ともお話させていただき、とても嬉しかったです。

観覧者の方々もたくさんいらっしゃいました!!!


そして始まりました第一部!
【梶●一騎が描いた五高生・ルーツとしての熊本】

1時間半の枠の中で45分ずつ、二部構成でした。

作品の中で描かれた五高と実際の五高の生活などの違いに触れられたり、五高という旧制高等学校の建物や教室内が現存していることで、聖地巡礼としての側面もあるというお話をされました。
熊大の関係者もこの作品のことは知っていたが、実際の五高生の生活とは相違点があるため、大々的に取り上げたりは憚られた、なんて話も。
でも、池川先生はその違いが、梶●先生の作家性を語る上で大切なことなのではないか?と。

幻の第一話と呼ばれる、梶●・影●両先生が熊本を取材旅行に訪れる話も、珍しいとおっしゃっておられました。

その後、青春山脈にも触れられ、梶原先生は熊本に思い入れがあったんじゃないか、とも。

連載誌の漫画ア●ションのことにも触れられたのですが、それがまさか第二部の城さんのお話にも繋がるとは、、と言うところで第二部。


【ご家族に聞く梶●一騎像】

城さんはスラッとされた細身の長身で、失礼ながら初見時は話しかけづらい少し怖い印象を受けたのですが、笑顔がとても可愛らしい方でした(すみません( ・-・̥ ))。

主催者さんが事前に質問を4つ用意しておられて、それに沿って話される流れでした。

城さんが熊本にいらしたのは、梶●先生が亡くなられた後、篤子夫人が熊本旅行を企画されたそうで、阿蘇などを回った以来、さ、36年ぶりとのこと!びっくりです。

梶●先生は練馬に自宅はあったけれど、多いときには13本の連載を抱えていた先生の原稿を各出版社に送るのに赤坂や渋谷に事務所を構えていて、そこにいることが多く、ほとんど家には帰ってこなかった。
たまに帰ってくると、自分と弟に歌え!と言うので、父が帰ってくるとなると朝から弟と今日は何を歌おうか悩んだ。

家族としての思い出は、晩年先生が体を悪くしてからのものが多いとのこと。

有名なそんな遅く帰ってくる子はうちの子じゃありません!と言われた話などユーモア溢れる話がたくさん聞けました。

城さん、足を悪くしていて、宅急便が訪ねてきたけど出られなかったら梶●先生がてめえ、なんで出ないんだ!と怒鳴ってきたけど、あとで骨から取ったスープで作ったラーメンを食えと言ってきたり、梶●には多面性がある、と母も言っていた。
ひとつひとつの性格で物語が書ける。

作品にもその性格の多面性が出ている、とのことでした。

先生はギャグ漫画が好きで、城さんが読んでいたじゃり●●チエを2、3冊読んで、残り全部買ってこい!なんて言われたエピソードも(笑)
連載時期は違えど同じアクションに載っていた作品で、皆でえーっ!てなりました。

夏●漱石の作品集が自宅にあったり、趣味としてゴルフも少し齧られていたという話もありました。


何でも、先生、以前熊本の観光大使をされていたらしく、そのときのCMがいくら探しても見つからないので、ご存知だったりご覧になられた方がいらしたら教えてくださいとのことでした。

愛と●50周年にも触れられていて、電子書籍版はな●やす先生が原稿の描き直しをされていたり、とても貴重なものなので、是非、、なんて話も!


ジョーに登場する、リングには世界一の〜は先生が自分で考えた最高のセリフだ!とおっしゃっていたそうです。

タイ●ーマスクの佐山さんのお話だったり、空バカの単行本を各道場に置きたいなんて言われるけど紙の新刊が売ってないとかそんなお話もありました。

最後の質問コーナーでお祖母様のことについて質問がありましたが、激しいエピソードばかりなので、話せません!とのことでした……ど、どんなエピソードだったんでしょう。知りたい…

先生は、原稿にほとんど修正をせず、一発書きで書いていた。病で体を悪くしてからは修正の跡があったり、辛かったんだろうな、と。

五大作品(星、ジョー、空バカ、愛と●、タ●ガー)の原作は愛と●だけが残っているが、あとはほとんど残っていない。
チャン●オン太の原稿が物置から見つかったが、祖母が裏紙みたいに使っていて、当時の原作の扱いってそんなもんだったんでしょうね、なんてとても残念な話もありました(´;ω;`)

熊本在住の川崎先生とは明日お会いになられるそうです(笑)す、すごい。許されるなら参加したい…

城さん、野球が好きで友人らとゲームをしている最中に侍ジャ●●ンツの真似をしたり、ジョー2の光るゲ●についてあれはなんで光るの?と尋ねられたなんて話もされて一同大笑いでした。


最後に、池●先生が第一部で星の左門やあゝ五高の河田を先生が自分を投影していたのでは?とおっしゃっていたのですが、私は、私個人の意見としては、梶原先生の分身は各主要人物だと感じます。
城さんが、梶●は多面性があるとおっしゃっていましたが、そのとおり、その時その時に応じて星くんであったり一徹であったり、伴や花形であったり、ジョーだったり段平であったり、この人が先生自身と言い切れるキャラクターはいないんじゃないかな〜と思っています。


長々と感想を書き綴ってしまいましたが、とても貴重で重厚な1時間半でした。
本当にあっっっと言う間でした。

連載から半世紀近く経った作品を取り上げていただけ、また原作者ご関係者のお話をこの片田舎で拝聴できるとは思わず、主催ご関係者様たちには感謝してもしきれません。

本当に嬉しかったです。

熊本在住でよかったとこれほどまでに思ったことはありません。

こんな場所からではありますが、ありがとうございました!
読んでくださった方がいらっしゃるかもわかりませんが、合わせて御礼申し上げます。





(その後仕事でまた星の配信リアルタイムで観られませんでした……………はあ…………)
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